川村 透のコラム「もののみかたを変えてみませんか?」
川村 透(かわむら とおる)
新しいものの見方提案/モチベーティブ・スピーカー/自信の湧く講師
外資系コンサルティング会社に7年勤務。「自分にしかできないことをやってみよう」と退職し、2000年7月に独立。現在は、「もののみかた」「モチベーション」を切り口とした講演やセミナー、本の翻訳および執筆活動に日夜奮闘中。
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Vol. 19 『言葉の辞書をつくる』
(2009年04月03日)
「最近は世界的不況ともいわれ、経済も厳しさを増しています」
―この手のフレーズを新聞、雑誌でみる機会が増えてきました。しかしこれは正しくありません。なぜなら、いくつかある見方のひとつに過ぎないからです。不況でこそ売上を伸ばしている会社、ここをチャンスととらえて飛躍している企業もあるのですから。でも、これをみた多くの人は「不況=厳しい世の中」と思い込み、いつのまにか「思考停止」に陥ってしまいます。
今回、皆さんにお勧めしたいのは、「自分の言葉の辞書をつくる」こと。これは普通はマイナス、デメリットと思われている言葉、出来事のプラスの意味を探し出して、それを一冊のノートにまとめておくのです。たとえば、「経験がない」ということ。これは一見デメリット。しかしそれにより、慣習にとらわれない、新鮮な視点を持っている、などのメリットがあるはず。ほかに、制約→アイデアを生む機会。失敗→次はもっといいものができる、自信がつく、笑いのネタが増える(たくさんあるはずです!)・・・などなど。
ちなみに僕は、自分のオリジナル「言葉の辞書」を作っています。自分の経験や雑誌などでみた記事から、新しい意味を切り出し、それをメモしています。
たとえば・・・

などなど。
これらは思い込みでいいんです。人は自分が信じられることが現実を創るのですから。私たちはつい「ないもの、悪いもの」を意識しがちですが、あえて「あるもの、いいもの」を探す意識改革が必要です。こうして、他人や世間に左右されない自分だけの意味を持つと、何が起きても不満や失望がおきにくくなります。
たとえば、あなたが「うちの会社は何もしてくれない」という不満を持っていたとしましょう。上司は見ていてくれない、会社は人として扱ってくれない、云々。(ないもの)しかし、裏を返せば:
→自分で提言をして、それを通せるチャンスがある、自由がある
→またそのプロセスを通して企画力、提案力、交渉力をつける場がある
→組織の人事制度を学ぶ絶好の機会(その方面に興味を持つかも!)
→社員にとって何が嬉しいかをまとめるきっかけ(それは将来、起業するときのヒントや、ブログ、本を書くときのネタにもなる)
このように、いつでも自分にプラスになる視点を見つけられるようにするのです。自分で人生をコントロールしている人は、皆こうしています。
現実に振り回されないようにするために。
ぜひ自分なりの「言葉の辞書」を作りましょう。