川村 透のコラム「もののみかたを変えてみませんか?」
川村 透(かわむら とおる)
新しいものの見方提案/モチベーティブ・スピーカー/自信の湧く講師
外資系コンサルティング会社に7年勤務。「自分にしかできないことをやってみよう」と退職し、2000年7月に独立。現在は、「もののみかた」「モチベーション」を切り口とした講演やセミナー、本の翻訳および執筆活動に日夜奮闘中。
【
川村 透講師詳細プロフィール】
【
講演を依頼する】
Vol. 31 『うまくいって当たり前の仕事。やりがいは?~やり方、在り方、見方 を変える』
(2010年04月05日)
先日、ある保険業界の事務処理部門に伺って講演をしたのですが、そこでのテーマ。
「100%うまくできて当たり前の仕事。どうすればやりがいを感じられるか?」
たとえば、日々相手が違う営業の仕事や、都度案件の内容が違うプロジェクト、また何かをクリエイトしている人たちにとっては、毎日が創意工夫で、楽しみ、やりがいも感じやすいかも。しかし、内勤で、ただ目の前の書類の処理を正確にこなすことが求められている人たちはどうでしょう。人との接点や達成すべき目標があるわけでもない。そこで考えたいポイントが3つあります。やり方、在り方、見方です。
●やり方
やり方というのは、仕事のプロセスに対する創意工夫。どうすれば2時間かかることを1時間で終わらせられるか、どうすればきれいに仕上がるか。そういうアイデアを考えながら仕事をするのは楽しいものです。ルーティンワークにゲーム性を持たせたり、新しいやり方を募集してコンテストをやるなど、いくらでも工夫の余地はあります。
●在り方
これは、いわばプロ意識。自分の理想を追求する姿勢。人に誉められたくてやっているのではなく、自分が納得する仕事をしたいという思い。ある看護師さんは、患者さんがベットから降りるとき、必ず靴を揃えてあげているそうです。これこそ「相手が気持ちいいことをしてあげたい」という意識の表れですよね。どんな仕事にも自分が成長できる要素はあり、それを追求していくのはやりがいがある作業です。
●見方
毎日同じもの、変わらないものばかりを見るか。その中でも違う要素を見つけていくか。自分の仕事をどう見るかでやる気も違ってきます。私も昔、高級寿司店のホールの仕事を、ただの時給千円の仕事とみるか、人の気持ちの先読みをする実験の場とみるかで、俄然やる気が違いました。
認め合うしくみ
そうはいっても、人はやっぱり他人から認められたい生き物。自分のやった仕事を「すごいね。頑張ったね」「うまくできたじゃない」と人から誉めてほしいですよね。そこで会社で評価されない、数字に表れない部分に着目し、そこをお互いに認め合うしくみをつくる。たとえば、大量の仕事を頑張って締め切りまでに終えたとき、使いやすい書式をつくったとき、あるいは仕事の段取り、環境づくり、励まし、職場のムードメーカー...。こうした部分を評価し、月1回皆の前で表彰するのです。いわば承認の場づくりですね。
いかがでしょうか。この「やり方、在り方、見方」と認め合うしくみ。ぜひポストイットにでも書いて机のどこかに貼っておいてください。あなたのやりがいが見つかるかも?