奥村 幸治のコラム「目標達成のセルフマネジメント」
奥村 幸治(おくむら こうじ)
パーソナルトレーナー
1994年イチロー選手の専属打撃投手を務め"イチローの恋人"としてマスコミに紹介され、話題の人となる。現在 パーソナルトレーナーの傍ら、少年野球チームの監督、NPO法人ベースボールスピリッツの理事を務める。
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Vol. 8 『運をつかむためにメジャーの選手がしていること』
(2008年11月15日)
メジャーリーグでもう一つ僕が学んだことがあります。
ニューヨークメッツのキャンプに参加したときです。
何人かのメジャーリーガーに
「メジャーで活躍するためには何が必要ですか?」と聞くと、
だいたいの場合、二つの答えが返ってきます。
まず一つ目は、「体。」
「誰よりも強い体を持っていないと160試合は戦えない。
そして、誰よりも練習ができないといけないから、そのための体が必要だ」と。
また、もう一つの答えが、今回のテーマになっている「運」です。
メジャーリーガーになる選手は、皆それなりの技術を持っています。
その技術を結果として出すためには、「運」が必要なのだそうです。
僕は、「運はどうやってつかめばいいのかな?』と皆に質問をしました。
すると、「あたり前のことをあたり前にすることが運をつかむことになる」と、
みんな口を揃えて言います。
選手の一人がこう答えてくれました。
「メジャーリーガーである前に一人の人間。人としてあたり前のことをすることで、
たくさんの人に応援してもらえるようになる。運はそういう人間に向いてくる。」と。
ひとつひとつの行動が、たくさんのファンから応援してもらうきっかけになり、
それが運をつかむ力に変わっていくというのです。
アメリカのメジャーリーグで活躍するほとんどの選手は、
貧しい国の子ども達のためにグラウンドを作ってあげたり、
野球道具を寄附したりしています。
最近は、日本プロ野球界にもそんな影響が伝わり、
何かに寄金をする選手が少しずつ現れ、
選手の意識も変わってきています。
野球のプレーも、人としての行動も、あたり前のことをあたり前にできないと
応援してもらえなくなり、運をつかむことは出来なくなるという事です。
活躍する選手は一人では戦っていない。運をつかめるかどうか。
もし自分の実力だけで行き詰る事があるのだとしたら、
こんなメジャーの選手の考え方が必要なのではないかと僕は思います。