奥村 幸治のコラム「目標達成のセルフマネジメント」
奥村 幸治(おくむら こうじ)
パーソナルトレーナー
1994年イチロー選手の専属打撃投手を務め"イチローの恋人"としてマスコミに紹介され、話題の人となる。現在 パーソナルトレーナーの傍ら、少年野球チームの監督、NPO法人ベースボールスピリッツの理事を務める。
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Vol. 35 『夢を持て、しかし、実現しないのも夢』
(2011年03月15日)
2007年のオフに松坂大輔投手(ボストン・レッドソックス)が10歳の時から抱いていたメジャー挑戦の夢を叶え、海を渡りました。甲子園での春夏連覇に始まり、日本プロ野球であれだけの活躍をして、今度はメジャーリーグへ...。次々に夢を叶える松坂投手を見ていると同じ野球人として本当に羨ましい限りです。
ただ、よく「思い続ければ夢は必ず叶う。」といった言葉を聞きますが、それは少し違うと思います。世の中には夢を叶えられない人の方が圧倒的に多いからです。僕も「プロ野球選手になる」という夢を実現することができませんでしたが、僕と同じような思いをしている人が全国にどれだけいるでしょうか。
それでも夢を持つことは大切です。夢を持つことで、挑戦する心が育ち、夢を叶えるための努力をし、人間的にも磨かれていきます。夢が叶わないから負け、夢が叶ったから勝ちというものではなく、大事なことは夢に挑戦した過程であり、その姿勢です。
夢が叶わないとわかった時にはどこかで諦めなければならない日がきます。しかし、夢に向かって本気で頑張って、やり抜いた人間は方向転換ができる。そしてそこから頑張っていれば、また新しい夢が生まれ、そこにまた挑戦する気持ちが沸いてくる。そのことが何より大切なのです。だから実現しないことの方が多くても、夢を持ち続けることは生きていく中で本当に大切なことなのです。