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角 盈男のコラム「一流の条件」
角 盈男
角 盈男(すみ みつお)
タレント/野球解説者

1977年、長嶋監督率いる読売ジャイアンツに入団後、新人王、最優秀救援投手に輝く。1989年、日本ハムに移籍。
さらに、平成4年にヤクルトへ移籍。
野村監督のもと、リーグ優勝で有終の美を飾る。

 角 盈男講師詳細プロフィール
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Vol. 12 『本当の財産とは』
(2009年03月20日)

いよいよ最終回になりました。

世間を見回してみれば、「不景気・不景気!」「百年に一度の大不況!」
などと叫ばれています。確かにその通りかもしれません。

でも、私たちは生活している上で、後退りは出来ないのです。 
どうせ生きるのなら前向きに生きるべきだと思うのです。

私自身、野球の世界でいく度となく挫折感を味わってきました。

プロ野球の世界に入った時は、「とんでもない世界に入ってしまった。」
「間違いだった!生きていけないよ!」正直そんな思いでした。
私の二男坊も今年ロッテに入団しましたが、たぶん同じ思いだと想像します。

しかし大切なのは、そのような気持ちをいかに切り替えて
頑張れるかだと思います。

「どうせ入った世界、やるだけやろう」
「それでダメだったらしょうがない」
「でもやる以上は徹底的にやるよ!」
そういった覚悟が必要なのではないでしょうか。

21歳当時、気持ちがあっても何をやっていいのか分からず、
コーチが言うがまま、ガムシャラに練習しました。

なにが正しく、何が間違いかも分らなかったので、
ただただ、ひた向きに、ガムシャラにやるしかなかった。

今思えば、やはりこういった時期は必要だったのでしょう。
一見無駄に見えてしまうかもしれませんが、決してそうではない。
経験という素晴らしい財産となりました。
「労は買ってでもしろ」とはこういうことではないでしょうか。

私も50歳を過ぎ、地位のある方々と出会う機会が多くなる中で、
「人生生涯勉強!」ということがよく分かるようになってきました。

ものごとをとらえる時も、否定的にならず、
全てを受け入れる度量というものが必要です。
それが自分自身の器の大きさになるのではないでしょうか。

一年間、「一流の条件」というテーマで、自分自身の考えを話して
参りましたが、最後に一言だけ言わせていただくとすれば、
やはり「人」を大切にして欲しいということです。

親・兄弟はもちろん、同僚・友人・その他の人達まで、
本当に大切にして欲しい。

自分は一人では生きてはいけないのです。
財産とは「人」。これが全てだと思います。
人を大切にし、人との出会いも大切にし、そしてその出会いを求めて
外に出て行くことをおっくうに思わないことです。

最期になりましたが、本当に一年間、ありがとうございました。
私自身、発言の重要性、そして言葉に難しさを感じた一年間でした。

私の考え方はあくまでも参考として頂き、生意気ですが、
こういう考えもあるんだなぁと、
一つでも参考にして頂ければ幸せな限りです。

私も、もっと勉強して参ります。
どこかでお会いしましょう。




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